2015年の4月にネパールでとても大きな地震が発生しました。
ネパールのcafeは地震発生の前にリストアップしていました。
実際にネパールのカフェオーナー達にメッセージを送るという作業に取り掛かったのは地震発生後の6月に入ってからです。
正直言って、震災後のネパールの見知らぬカフェオーナーの方々に、突然日本から「global cafe guide.comというのを始めました。よろしくね!」などというメッセージを送るのは、時期的に非常識で不謹慎かも知れないと思い、躊躇っていました。数日間はモヤモヤとして、ネパールを後回しにして他の国に先に連絡を取り合ったりしていました。
でも、ここで、考えました。
昨年、意を決して震災後の東北、宮城県と福島県に行きました
実際に現地の方々との交流を通して、直接聞いたこと、感じたことの中に、「気にしてくれてありがとう」ということがありました。
2011年の3月から、その時点で3年半ほど経っていましたが、関西では東北の震災の報道などはどんどん少なくなっていますし、日常で話題に上ることも殆どありません。そのような状況から、わざわざ東北に出かけて行って、震災後の現状を気にしていることだけでも「ありがとう」とおっしゃる方々がいました。自分なんて、本当に何にもできないし、何の力にもなれないのに、「ありがとう」などと言って頂いて非常に恐縮した気持ちになりました。
そんな事を思い出し、ネパールのカフェオーナーの方々に
「地震のその後のカフェの状況はいかがですか?日本から何も出来ないかも知れませんが、応援しています。今後も繋がって行きましょう。」とメッセージを送ったところ、予想以上の反応が返ってきました。
皆さんから「心配してくれてありがとう」というメッセージが帰ってきました。
何とか復旧してカフェを営業している方や、店が全壊して全く目処の立たないオーナーや、移転場所を探している方など、状況は様々でしたが、突然の見知らぬ日本人からのメッセージを皆さん喜んで下さいました。喜んで貰えて僕も嬉しかったです。
その後、数回に亘って皆さんとはメッセージのやり取りをし、今後もゆるく繋がって行きましょう。お互い頑張りましょう、という感じになっています。
そんな中、Emon cafeのPrithviというオーナーからは、今でも頻繁にメッセージが届きます。
夜中に一人でglobal cafe guide.comの作業などをしていると、急に”How are you?”とか”What’s up?”とか、気軽にメッセージをくれるようになりました。私も直ぐに気軽に返事を返します。”We’re doing fine How about you?”
すると、彼は現状について、こんな風に語っています。
“No work n business its totally lost”
“Nothing change in business but we are normal life over here”
“Hope we will rise again. So hard to heal problem”
まだまだ、彼のカフェは震災後、以前のような集客が出来なくてキビシイ状況が続いていると行っています。
震災前のカフェの様子
とても大勢のお客さんで賑わっていて、皆さんの笑顔も印象的なのですが、オーナーのPrithviは今は本当にキビシイ状況が続いていると言っています。
本当に1日でも早く、笑顔と活気のあふれるEmon Cafeに、ネパールの皆さんの一人でも多くの方が、以前の暮らしに戻れるように、僕には遠くから祈る事ぐらいしか出来ませんが、心の中で応援したいと思います。
そして、Emon CafeのオーナーのPrithviとはこれからも連絡を取り合って、近い将来、ネパールの彼の店に遊びに行ってみたいです。